OGIKUBO house

/ 2018,05,10 /

『 荻窪の家 』
荻窪の家では、オパール加工(※1)を施した2種類のテキスタイルを制作しました。1つはオパール加工+ミントグリーンの染料プリント、もう1つはオパールプリントのみ。それぞれのテキスタイルは同一のデザインを使用していますがオパールプリントを施す箇所を変化させました。そうすることで透過する面積量が変化し布地や光の印象、見え方の違いを生み出しました。その効果を生かすためにカーテンレールを二重に設置しています。状況や用途によって1つのデザインですっきりと見せたり、2種類のテキスタイルを重ねたり、変化を楽しむことができます。
この荻窪の家でのテキスタイルの役割は、単に変化を楽しむだけではなく入口と踊り場の仕切りの壁としても存在しています。ある時は隔て、ある時は開けるという空間を生み出す役割も担っています。また、階段上からの光がこの布地によって拡散されることで柔らかな光が玄関を包む空間を生み出しています。

※1 異なる素材を用いた生地の一部の繊維を薬品を用い化学的に溶解、除去して透かし模様を表現する加工方法


client : ReBITA

architecture design : AIDAHO

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