『 ONPU 』
ONPU（オンプ）は、兵庫県西脇市にある大城戸織布と共同で開発しているテキスタイルです。大城戸織布は、素材の風合いを大切に織り上げ、そのテキスタイルを “ 布音（フネ）” と呼んでいます。ONPUは、その布音の考えや技術を大切に pole-pole がディレクションしデザインを提供しています。デザインを考えるだけではなく織りあがったテキスタイルを大城戸織布の職人さんと一緒に相談し改善点や変更点を見つけ最終的なテキスタイルを織り上げています。
pole-poleのデザインが大城戸織布の職人さんの技術、経験と結びつくことで生まれるテキスタイルを目指しています。
rhythm_01
経糸が綿で緯糸にウールの糸で織り上げた布地です。
このデザインには、リズムと名付けました。細かなピースがリズムを刻むように布地の上で表現されています。そのデザインを生かすために２つの織り表現をしました。ひとつは写真の布地です。ウールの持つ柔らかな風合いを生み出すための組織を考えてもらいました。もうひとつは、ウールの素材の特徴でもある縮絨をするということを生かす織り組織を考えてもらい布地の上に凹凸を生み出しています。
デザインと素材が共通でありながらも、異なる風合いを持つ布地を織り組織の違いにより制作しています。
melody_01
色の異なる２色の緯糸を使って織り上げている布地です。
波のように見えている揺らぎの模様は、色の違いではなく織り組織の違いで表現しています。このデザインは、全て同じ織り組織で織られていたら２色のボーダーになります。経糸と緯糸の見え方の違い（織り組織の違い）が生まれるように設計されることにより模様を生み出しています。
メロディを奏でるように組織の変化を楽しんでもられる布地になりました。
rhythm_02
経糸が綿で緯糸にウールの糸で織り上げた布地です。
rhythm_01と同じデザインですが緯糸のウールが織り上がった際に表面に出てくる量を織り組織の違いでパーツごとに変化させました。布地が織りあがり、洗い加工を行いウールを縮ませることで布地に凹凸を生み出しています。
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